2011年4月
災害時法律相談員養成研修
今回の震災をうけて、司法書士として被災された方々への支援という目的で
「災害時法律相談員 養成研修」 が、司法書士会で行われましたので、これに昨日行ってきました。
研修の前半は、現地へ支援物資を持って行ってきた司法書士からの報告、
後半は、内閣府の出している「被災者支援に関する各種制度の概要」に基づいた解説でした。
※「被災者支援に関する各種制度の概要」は、以下の内閣府のHPからダウンロードできます。
現地に行った司法書士の報告中、印象に残ったことを いくつかピックアップしますと・・・
今後も様々な特例措置などがつくられる可能性がある(現状、様々な特例措置がつくられています)が、
現時点で相談を受けた方が、現時点での相談で受け取った情報に縛られる結果、
その後の新しい特例などの新情報は、「相談では言われなかったから、自分には関係ないものだ」と判断してしまい、
本来であれば、受けられる特例のチャンスを逃す危険があるという懸念。
また、
自らも被災しながら、支援する側に立っている人々は、気持ちを吐き出すところがないということ。
そして、
震災の後の数日は、我々が一生のうち、見ることはほどんどないであろう悲惨な光景が広がっていたそうで、
それを目の当たりにした現地の方々、特に幼い子どもの これからの心の問題。
など。。。。
報告にもありましたが、支援については、
我々司法書士単独でできるもの、
他の専門職と協力しながら、支援した方がよいものなどがあり、
それも支援の時期と段階によって変わってくると感じました。
研修とは別の話になりますが、
育成会のおかあさんがたと話をする中では、被災の際の子どもの問題が深刻です。
自閉症で、避難所には連れてゆけないので、車の中で、暮らしている家族。
服用している薬の問題や、環境が変わり不安定になるのでその対処、施設の損壊。
我が家のような子どもを抱えている家族は、災害時、支援がなければ、
にっちもさっちも行かなくなる弱者になるのだと痛感します。
育成会の親として、被災者支援・復興のお手伝いとともに、
自分達の災害時の対策をみんなで考えてゆかなければなりません。
司法書士会の研修は、当面、毎週1回のペースで複数回行われます。
自分と子どもが被災すれば、支えられる立場になろう私ですが、
今現在、少しでも、被災された方々のお役に立てるように、
がんばりたいと思います。
東日本大震災
今回発生いたしました「東日本大震災」に関して、
被害に遭われた皆さまへ 心よりお見舞い申し上げますと共に、
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
尊敬しているママ友さんから、戸枝さんのご活躍をお聞きしました。
戸枝さん、
本当に、すごい人です。
復興に携わる方々。体に気をつけて下さい。。。
私達も、出来ることをがんばりながら、応援しています。